2025年度 第61回 受賞作品
日本農業新聞賞
ぼうしをわすれた
みやこ町立 伊良原小学校1年なんり しんたろう
「やばい。ぼうしをわすれた。」
学校にいくとちゅうのバスの中で気がついた。「まあ、いいか。べつに、べんきょうができないわけじゃないし。」
きゅうしょくがおわって、一ばんすきなひる休みがきた。
「さぁ、あそぶぞ。あっ、ぼうしがなかった。」
ぼくの学校では、ぼうしをかぶらないと、そとであそべない。あか白ぼうしでもいいんだけど、見つからない。みんな、たのしそうにあそんでいるのが見えた。
「いいなぁ。ぼくもサッカーをしてあそびたい。」とおもった。
あさ、いえをでるときに、おかあさんが、いつも、
「しんちゃん、わすれものない。」
とこえをかけてくれる。ぼくは、
「ないよ。」
とこたえたのに、ぼうしをかぶっていないことに、気がつかなかった。うええん。
ほうかご、しゅくだいをしながら「これからは、ぜったいにわすれないぞ。」とおもった。
つぎの日から、ランドセルをかるったあと、ぼうしをかくにんすることにした。ひる休み、みんなといっしょに、サッカーができて、すごくたのしかった。
なのに、一しゅうかんご、かくにんするのをわすれてしまった。
「うわあ。」