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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2024年度 第60回 受賞作品

RKB毎日放送賞

大きな手

福岡市立  香椎東小学校4年古田 樹月

「きいちゃん。」
ぼくの大好きなおじいちゃんはぼくのことをやさしい声でいつもこう呼ぶ。
 おじいちゃんは遠くに住んでいて、すぐに会うことができないので、ぼくは会える日をずっと楽しみにしている。待ちに待ったおじいちゃんと会えたときには、 二人で釣りに行ったり遠くまで色んな話をしながらお散歩したりして、とても楽しい。釣りに行ったときには、ぼくが知らないことをたくさん教えてくれるおじいちゃんは、物知り博士でもある。そんな大好きなおじいちゃんは少し前に病気をしていてそのこういしょうで手がしびれている。おじいちゃんは、
「大丈夫。」
と、いうけれどがんばりすぎてしまうのでぼくはとても心配している。
 散歩のときにつなぐ手やぼくの頭をなでてくれるその手は、とても大きくてゴツゴツして何十年も仕事をがんばってきたとてもすごい手だ。
 その手にふれるとぼくの心はとてもあたたかく幸せな気持ちになる。ぼくはその大きな手をにぎりながら
「早く治りますように。」
と、いつも心の中でお願いをしている。ちょっとはずかしいからおじいちゃんには内しょだ。
 今はおじいちゃんの大きな手にたくさん守られているけれど、もっともっとぼくが大きくなったら今度は、ぼくの大きな手でおじいちゃんを色々な所に連れて行ったり困っているときはすぐに助けたりしてあげたい。おじいちゃんが色んなことを忘れたら、ぼくが物知り博士になって教えてあげると心に決めている。ぼくは物知り博士になるためにおじいちゃんに教えてもらったことを理かいしたり、学校のべんきょうをがんばったりしている。
 大好きなおじいちゃんが、
「きいちゃん。」
と呼んでくれて、大きな手をずっとずっとつないでいられますように。

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