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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2024年度 第60回 受賞作品

全共連福岡県本部運営委員会会長賞

遺伝のたまご焼き

福岡市立  名島小学校5年小川 千晴

 「たまご焼きがいい。」
わたしは母に、
「お弁当に何を入れようか。」
と、聞かれたときは毎回こう答えている。わたしは、母の作ってくれるたまご焼きが小さいころから大好きだ。ようち園のころからお弁当に毎日たまご焼きを入れてもらっていて、今でもお弁当の日には必ずたまご焼きをリクエストしている。
 母の作ってくれるたまご焼きはとてもふわふわしていて、一口食べただけでだしの風味とあまみが口いっぱいに広がって、ほっぺたが落ちそうになる。お弁当のふたを開けてたまご焼きを見つけると、とてもうれしくなり、待ちきれなくて一番最初にたまご焼きを全て食べてしまうこともある。つかれていてもたまご焼きを食べるとつかれがなくなって、たくさんの力がわいてくる。母も祖母が作ってくれるたまご焼きが大好きで、お弁当に毎日たまご焼きを入れてもらっていたそうだ。それに、母はわたしがおなかの中にいたとき、つわりがひどくて食事がほとんどとれなかったけれど、祖母が作ってくれるたまご焼きは、おいしく食べることができていたらしい。わたしはおなかの中にいたときからたまご焼きが好きだったのかもしれない。わたしが母に、
「お母さんの作ってくれるたまご焼きが大好き。」
と言うと、母が、
「ありがとう。お母さんもおばあちゃんの作ってくれるたまご焼きが大好きだったんだよ。だから遺伝だね。」
と言ってくれた。母も毎日お弁当にたまご焼きを入れてもらうくらいたまご焼きが好きなところがわたしと同じで、母が子どものころから好きなものと、わたしが小さいときから好きなものが同じだったのでうれしかった。だから母に、
「遺伝だね。」
と言ってもらえたことがすごくうれしかった。
 わたしは母みたいに、おいしいたまご焼きを作れるようになりたいと思った。だから今、母に教えてもらいながらおいしいたまご焼きを作るために、たくさん練習している。でもやっぱり、形を整えるためにたまご焼きをフライパンにおしつけすぎて、ふわふわではなく、少し固いたまご焼きができてしまう。だから、もっともっとたくさん練習して、母が作ってくれるようなおいしいたまご焼きを作れるようになりたい。でも、母も、
「お母さんもまだまだおばあちゃんのたまご焼きにはかなわないな。だからお母さんもまだ修業中なんだよ。」
と言っていた。もし、いつかわたしにも子どもができて、わたしの作るたまご焼きが好きだと言ってくれたら、
「遺伝だね。」
と言ってあげたいな。

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