2024年度 第60回 受賞作品
全共連福岡県本部運営委員会会長賞
手、あげり
福岡市立 志賀島小学校1年山さき さら
「ドキドキ。」
一ねん生になって二かい目のじゅぎょうさんかん。まえのじゅぎょうさんかんでは、手をあげてはっぴょうできなかった。こたえはわかるのに、できない。いつもは五人しかいないきょうしつに、人がいっぱいいるせいだ。
おかあさんはきのうから、
「手、あげり。」
といってくる。きょうしつでも、いまも小さいこえでいっている。いやだな。手をあげてあたったら、みんながわたしにおへそをむける。わたしのかおを見る。はずかしい。
「手、あげり。」
「もう!」と、こころの中でいって、おもいきって手をあげた。そのあとは、おぼえていない。
じゅぎょうがおわると、おかあさんはにこにこして、わたしにいった。
「できたやん。」
わたしは、さっきまでおこってたけれど、なんだか気もちがすっきりした。