2023年度 第59回 受賞作品
全共連福岡県本部運営委員会会長賞
へいわの大切さ
福岡市立 鳥飼小学校2年石い ほのか
十月、かぞくとおじいちゃんとおばあちゃんといっしょに広しまにりょこうにいった。はじめていった広しまは、おこのみやきとか、おいしい食べものがたくさんあるし、マンションやビルもあって、にぎやかな町だった。
「この町は、むかしせんそうの時、げんしばくだんがおとされたんだよ。」
と、お母さんが教えてくれた。
「げんしばくだん」ということばは聞いたことはあった。ばくだんがおちたなんて本当かな?
へいわ記ねん公園の中に、へいわ記ねんしりょうかんがある。ここには、げんしばくだんがおとされたときのことがわかるしゃしんやものがたくさんてんじされていた。
一番心にのこったのは、人かげの石だった。げんしばくだんがおちた時に石の上にすわっていた人が、ねつでとけてしまって、かげだけがのこっているんだ。どうしてかげだけがのこったの。体がとけるなんてこわい。わたしはぜったいなりたくない!!その人もなりたくなかっただろうな。休んでいただけかもしれないのに。せんそうのせいで、かわいそう。
「もう出ようか。」
お母さんが言ったけれど、わたしはしっかり見なきゃと思った。でも、知っていることばであらわせないくらいつらかった。外に出た時は、ほっとした。
せんそうなんてなくなってほしい。人と人がきずつけあうのは、もうやめてほしい。子どもにもできることはないのかな。わたしには、まだわからない。