2016年度 第52回 受賞作品
西日本新聞社賞
ぼくの年こし
小郡市 麻生学園小学校1年梁井 翔陽
「ゴーン、ゴーン。」
じょやのかねつきがはじまりました。今年もたくさんの人がきてくれました。ぼくはとってもきんちょうしていました。なぜかというと、大じなおしごとがあるからです。
それは、かねつきにきてくれた人たちにおかしをあげるしごとです。百八こもあるおかしを一人一人にわたします。今年で三かい目です。えがおでげん気にしごとをすませていきます。
「さむい中、がんばっとるね。」
「まい年、ありがとう。」
といってくれます。だから、ぼくはそのしごとがすきなんです。
はりきってしごとをしました。
「翔陽、上手にできてるな。」
と、おとうさんがほめてくれました。ぼくはとても気あいが入りました。おかあさんも見にきてくれて、もっとがんばる気もちが出てきました。
さいごにはつかれはててねむたかったけれど、らい年もさらい年もぼくは、かねつきのしごとをがんばりたいです。きのうのうちにたべておいた年こしそばですが、またちょびっとたべてねてしまいました。
「今年も一年、いい年でありますように。」
とねがいながら。