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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2023年度 第59回 受賞作品

福岡県知事賞

めざすぞ さかさまT

福岡市立  箱崎小学校1年 碧生

「しっぱいせんかな。」
ドキドキ。きょうはダンスのはっぴょうかい。ともだちと
「きんちょうするね。」
といって、二人でしんこきゅうをした。ふしぎだな。ドキドキがちょっとへったみたい。
 ぼくはおどることが大すき。れんしゅうがいつもたのしみだ。でもストレッチはにがて。あしをまえとうしろにのばすかいきゃくが一ばんむずかしい。せんせいはTの字をさかさまにしたみたいに、ゆかにぴたっとくっつく。ぼくはYの字のさかさま。
「いたい。」といいそうになるのをひっしでがまんして、げんかいまでのばしてもやっぱりY。とてもくやしい。
 でも、だれにもまけないことだってある。ストレッチのとき
「一、二、三、四。」
とせんせいがいったあとに
「五、六、七、八。」
とみんなでいう。このかけごえの大きさは、ぼくが一ばんだ。
「リンリンリーン。」
きょくがはじまった。でばんだ。
「すう、はあ。」もう一どしんこきゅうをしてステージにはしった。たくさんの人がいたけどしっぱいせずにおどれてたのしかった。
「かっこよくおどってたね。」
かぞくもせんせいも、えがおでほめてくれた。つぎのはっぴょうかいがもうたのしみ。Tのれんしゅうをもっとがんばるぞ。

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