2022年度 第58回 受賞作品
福岡県教育委員会賞
百七十五このたからもの
福岡市立 若宮小学校1年木原 七海
わたしの一ばんすきなやさいは、おくらです。いつもは、ぽんずでたべます。よるごはんに、おくらのにくまきがでたら、さいこうです。
一年せいになったころ、五とうのばあばが、おくらのたねをうえてくれました。
なつやすみになると、うすきいろの花がさきました。あさがおぐらい大きくて、きれいでした。そのあと、うすみどりで、わたしの小ゆびににているおくらがなりました。グルグルまわしてひっぱると、上手にとれました。とるのをわすれると、すぐにおばけおくらになります。でんわでばあばにはなすと、そのままにしておくとたねがとれることをおしえてくれました。
ふゆ休みに、たねをとりました。ざらざらしていて、とてもかたかったです。ちからをいれると、メキメキとおとがして、中のたねがパンとはじけました。つぎは、とばないようにそっとわると、たねがなかよくならんでいました。たねをかぞえると、百七十五こもあったので、すぐにばあばにおしえると、
「わぁ。すごい。はるになったらまたうえてね。」
と、うれしそうにいいました。
このたねがあれば、一しょうおくらをたべほうだいです。ばあば、こんどはこのたねを、ばあばのはたけにうえてあげるね。いっしょにうえようね。