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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2021年度 第57回 受賞作品

福岡県教育委員会賞

イタチごっこ

国立大学法人  福岡教育大学附属福岡小学校3年まつ田 あいか

 外の空気が寒くなってきたころ、おじいちゃんの家の屋根うらに、やっかいな動物が住み始めました。それは、イタチです。こうして、おじいちゃんとイタチのおかしな生活が始まりました。
 イタチは夜行せいなので、夜に活動します。暗くなると、天じょうから
「ガサゴソ、ガサゴソ。」と、一ばん中、物音を立てます。
 面白いことに、だんぼうをつけて部屋をあたたかくすると、天じょうから物音がして、こちらに音が近づいて来るのが分かります。イタチもあたたまりたいのです。
 わたしは、イタチについて調べました。図かんで見ると、目がクリクリして、とてもかわいらしい顔でした。でも、せいかくはとてもきょうぼうで、するどい歯とつめを持ち、鳥やネズミなどのえ物をつかまえて食べます。
 イタチに住みつかれると、はいせつもそこでしてしまうから、大りょうに虫がわいて、とてもくさいにおいがしてくるそうです。え物を持ち帰ることもあるので、食べた動物やこん虫などの死がいがのこって、病原きんがふえていくそうです。家をくさらせる原いんになって、大へんなことになってしまいます。
 ついに、おじいちゃんは、イタチ大作せんに乗り出しました。はじめに、イタチが出入りしている所に、「す」をおきました。鼻にツーンとしてくるにおいをきらってにげだすだろうと思ったからです。けっかは、しっぱいに終わりました。
 次に、だんぼうをつけないで部屋を寒くし、い心地を悪くして、出ていくようにしむけました。イタチとおじいちゃんのがまんくらべです。これもだめでした。いろいろやってみましたが、どれも上手くいきませんでした。
 とうとう、せん門の人におねがいして、イタチをおひっこしさせることにせいこうしました。いたちごっこは終わりです。もう、天じょうから物音はしません。おじいちゃんには内しょだけれど、わたしは少しさみしい気がしました。

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