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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2020年度 第56回 受賞作品

RKB毎日放送賞

ねこの花ちゃんはわたしの妹

飯塚市立  八木山小学校2年吉村 優花

 ニャーン、ニャーン。
「そのねこ、どうしたの。」
お母さんは、しごと場の車の下でうずくまっていたねこを見つけました。かわいそうなのでつれて帰って来たのだそうです。
 小さくてかわいい、黒と白と茶色の三毛ねこでした。「花のように、きれいでかわいくそだつように。」とねがいをこめて、わたしが「花」という名前をつけました。わたしの名前の「優花」と花の字が同じです。「わたしの妹にする。」ときめました。
 花は、いたずらっ子です。おし入れの中をぐちゃぐちゃにするし、へやからよくだっ走します。えさや水もひっくりかえすので、いつもわたしとお母さんの二人でかたづけています。でも、かわいいから、しかることができません。
 このごろ、花のことばが少しだけわかるようになりました。ふだんは「ニャー」、おなかが空いたら「ゴロゴロ」、「あそぼ。」のときはみじかく「ニャ、ニャ」と言います。わたしが、「花、おいで。」と言うと、花は走って来るので、花もわたしのことばがわかるのかなと思っています。
 今はべつべつにねているけれど、いつかいっしょのおふとんでねて、おしゃべりしたいです。
「ゆう花のかわいい妹の花ちゃん、いたずらしても大すきだよ。」

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