2020年度 第56回 受賞作品
西日本新聞社賞
けいさんカードとおなら
福岡市立 片江小学校1年山下 げんと
「やりかた、わすれた。」
ぼくは、ふゆやすみに、けいさんカードのれんしゅうをしました。しゅくだいだったからです。くりさがりなしのあかいカードは、かんたんでした。タイムもはやくできました。でも、くりさがりありのちゃいろいカードは、こたえがぜんぜんわからなくて、ないてしまいました。
「まい日せんけん、わすれると。」
と、おかあさんがかんかんにおこりました。そして、タイムをかくところに、ぼくがないているかおのマークをかきました。そしたらぼくもおこって、おかあさんをにらみました。
「ごうかくタイムは三分やろう。」
と、おかあさんがいったときに、
「ブ。」
と、おとがきこえました。
「おならがでたあ。」
といって、わらいがとまらなくなりました。なみだがでるまでわらいました。
そのあと、ちゃいろいカードを十かいとっくんしました。とっくんしているときも、わらっちゃいました。おならのおかげで、たのしくれんしゅうできました。おならをしたのは、おかあさんです。ないしょといわれたけど、ここに、かいちゃいました。