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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2019年度 第55回 受賞作品

RKB毎日放送賞

家族のきずな

うきは市立  御幸小学校4年 花音

 私には、目標がある。「剣道の試合でゆう勝する」ことだ。そして、目標に向かって共に戦う家族というチームがいる。私の他に、お父さん、お母さん、小学六年生のお姉ちゃんがメンバーだ。
 先に剣道を始めたお姉ちゃんにえいきょうされて、小学二年生から、私も剣道を始めた。週四日、けいこをしている。お父さんは、小さい頃剣道をしていて、私達が始めると同時に、また剣道をするようになった。
「お父さん、けいこしよう。」
と、仕事が終わって帰って来たお父さんに声をかけると、
「いいぞ、やろう。」
と、いつも相手をしてくれる。ふだんは優しいお父さんだが、剣道になると、きびしい顔に変わる。すごくこわい時もあるが、お父さんとのその時間が一番わくわくして楽しい。お父さんは、家族をまとめるキャプテンだ。
 ある日のけいこで、私はお姉ちゃんと試合をすることがあり、お姉ちゃんに面をとられて負けた。
「くそぉ。」
くやしい思いで、なみだが出て、立っていると、
「花音、また一緒にけいこがんばろう。」
お姉ちゃんが声をかけてくれた。すごくうれしかった。同じ目標をもつ仲間だけど、選手としてはよきライバルだ。
 剣道以外では、よくお姉ちゃんとけんかする。そんな時、登場するのが、お母さんだ。
「そのくらい力があるなら、剣道で出しなさい。」
その一言で、けんかが終わり、お姉ちゃんと私は、自然と笑っている。毎日、けいこの間お母さんは、私達のことを見守っている。
 家族をまとめるキャプテンのお父さん、ライバルでもあるお姉ちゃん、おうえん団のお母さん、そして私。みんなの心が一つになるからこそ、私はがんばることができると思う。
 さあ、ゆう勝だ!

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