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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2016年度 第52回 受賞作品

福岡県教育委員会賞

「ねずみのは」

福岡市  西南学院小学校1年つる田 りり子

 「ねずみのはーとかえてくれ。」

わたしは、おばあちゃんといっしょに大きなこえでいいました。

 ふゆ休みにおばあちゃんのうちで、わたしのはをやねになげました。どうしてなげたかというと、きょねんおばあちゃんから、下のはがぬけたらやねになげて、上のはがぬけたらえんの下になげるとじょうぶなはがはえてくると、おしえてもらったからです。

 そうきいて、はがぬけたらぜったいにもってこようとおもいました。

 一かい目は、よこになげてしまったので、うえきばちの上におちてしまいました。とてもくやしかったです。

 二かい目もやっぱりやねにはとどきませんでした。でもおばあちゃんが、目がわるいのに、はを見つけてくれました。

「がんばれ。」

と、おばあちゃんがいってくれたのでげんきがでました。

「ねずみのはーとかえてくれ。」

大きなこえでわたしだけでいいました。すると、やっとのことでやねまでとどきました。うれしかったので、おばあちゃんとタッチをしました。

 つぎの日、ちょっとせのびして見ると、はがなくなっていました。わたしは、ねずみが本とうにじぶんのいえにもっていったのかなあと、おもいました。

 じょうぶなはがはえてくるのをたのしみにしています。

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