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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2019年度 第55回 受賞作品

福岡県教育委員会賞

ベイビーがやってきた

私立  麻生学園小学校2年大西 優斗

 ザリガニのしっぽのうらに、小さくて黒いものがたくさんついていました。何だろう。
「あっ。ラッキーがたまごを生んだ。」
と、ぼくはさけびました。するとお母さんが、
「一ぴきしかいないのに生まれるわけないやろ。鳥みたいにけっこんせんと生まれんよ。」
と言いました。だけど、何ど見ても、これはやっぱりザリガニのたまごです。
 ラッキーは、学校でかっていたザリガニで、夏休みぼくの家につれてきました。名前は、いいことがいっぱいあるように「ラッキー」とつけました。
 そのラッキーがたまごを生んだのです。小さくて黒いビーズみたいなものをラッキーが大じにだいています。つぎの日には、黒いたまごが白っぽくなって、とうめいになりました。それが、丸まったザリガニの形になりました。でも、まだはさみはできていません。二日ぐらいすると、丸まっていた体がまっすぐになって小さなザリガニの赤ちゃんになってきました。赤ちゃんは、ラッキーベイビーとつけました。ラッキーベイビーは、お母さんのしっぽにくっついていました。お母さんのミルクをのんでいるようでした。しばらくすると、お母さんからはなれて、ぴょんぴょんはねるようになりました。
 ある朝、水そうがラッキーベイビーだらけになって、あふれたラッキーベイビーがだっそうしていました。家ぞく全いん大あわてでラッキーベイビーをさがして、水そうにもどしました。
 これから大へんだなあと思ったけど、がんばってりっぱなザリガニに育てようと思いました。

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