おじいちゃんはこまの名人

福岡市立　和白東小学校2年わ田　ゆい

　わたしは、おじいちゃんと公園に行きました。こままわしをするためです。たのしみで、スキップしながら行きました。空が青くて、さわやかだったけど手がこおりそうなぐらいくう気がつめたかったです。
　おじいちゃんは、なんとこまの名人でした。ボールをなげるみたいにしゅっと上からこまをなげて、グルグルと、まわっているこまをそのままひょいと手のひらにのせました。すごい。はじめて見たぞ。
　さぁつぎは、わたしのばんだ。はじめになげたこまは、へんな場しょにとんでいって、ころころころがった後スピードがおちて、どてっと、止まりました。けっこうむずかしいなぁ。
　おじいちゃんがこつを三つ教えてくれました。まずこまをもつむきをまっすぐにすること。ひもを三しゅう目までぎゅっとまくこと。そして、びゅんとこまをなげた後ひもを自分の方におもいっきりひくこと。
　なんどもなんどもなげたけど、なかなかうまくまわりませんでした。となりでキャッチボールをしていた、おとうさんと、お兄ちゃんがさきに家にかえって、公園には、おじいちゃんとわたしだけになりました。
「あと一回なげたら家に帰ろう。」
　空もオレンジ色になってきたのでそうすることにしました。
　さいごの一回。心の中で「まわれ、まわれ。」とねんじてなげました。「シュッ、ビュッ、ガッガ、グルグルグルグル。」こまはまわっていました。やったぞ。みんなにつたえたくて、はしってかえりました。