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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2018年度 第54回 受賞作品

福岡県教育委員会賞

ぼくのおっぱい、でないよ

福岡市立  照葉小学校1年たかはし かい

 ぼくには、かずくんという一さいのおとうとがいます。おとうとは、いつもあさおきたら、ままのところへ、おっぱいをのみにいきます。
 あるあさのことです。ぼくはあさはやくおきて、ままのふとんの中にはいりました。そこはあたたかくてきもちのいいところです。ぼくのみぎがわには、おとうとがまだすやすやねています。
 しばらくすると、おとうとはまだねている目でおきあがり、いつものようにままのおっぱいをさがして、ぼくたちのふとんの中にはいってきました。でもこの日ぼくがいたのです。そのことをしらないおとうとは、ぼくのからだをさわり、パジャマの中にかおをいれてきて、ぼくのおっぱいをのもうとしました。しかし、ぼくのおっぱいは、すってもでません。おとうとは、なにかがちがうときづき、なきはじめました。ぼくは、おっぱいをすわれて、くすぐったくてわらいました。それをよこで見ていたままは、わらっていました。
 おとうとは、わらっているままをみつけると、いそいでぼくのおなかをふみつぶして、ままのところへいきました。やっとままのおっぱいをのめたかずくんは、ほっとしたようすでした。
 いまおもいだしても、わらいがとまりません。冬のわすれられないおもいでです。

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