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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2018年度 第54回 受賞作品

福岡県知事賞

みかんとわたし

福岡市立  香椎東小学校2年市丸 みかん

 冬になると、スーパーに、みかんがたくさんならんでいます。
 みかんを食べると、わたしは心がポカポカしてきます。みかんが力を、くれるような気がするのです。
 丸くて、太ようみたいな色をしていて、そのラベルには、「みかん」と、ひらがなで書いてあります。それを見ると、なんだか、大きな声で自分の名前を言いたくなります。
 なぜならわたしの名前も「みかん」だからです。
 どうして同じ名前だからって、そんな気もちになるのかを、せつ明するのは、ちょっとむずかしいですが、それは、きっと、わたしの名前のゆ来を聞いてもらえば、わかると思います。
 ある時、お母さんが言いました。
「みかんはね、みかんのしゅうかくのきせつに生まれてきたけんみかんって名前になったとよ。」
手にもったみかんをなでながら、お母さんは、
「見て、かわいいやろ。」
と、それをわたしにくれました。その時、わたしが言われたわけでもないけれど、あったかい気もちになりました。
 それから、わたしは、今までい上にわたしの名前がすきになりました。
 スーパーのくだものコーナーで、わたしの名前を見つけては、心の中で、さけびます。
「わたしの名前はみかんです。」
と。

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