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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2018年度 第54回 受賞作品

福岡県知事賞

なみだあじのおすし

福岡市立  長尾小学校1年すざき はる子

「きょうは、おすしやさんにいこうか。」
と、おとうさんがいいました。
おすしが大すきなわたしは、
「うん。いきたい、いきたい。」
と、いいました。
 おすしやさんにつくと、わたしは、いくらとサーモンとまぐろのおすしをたのみました。しばらくしてたのんだおすしがとどくと、はじめに、おきまりのサーモンをたべました。でも、なぜかなみだがでてきました。からいわさびをたべたからではありません。いつもいっしょにいるはずのおかあさんとおとうとがいないからです。おいしいはずのおすしが、おいしくかんじませんでした。
 一しゅうかんまえ、おとうとがびょうきになり、大学びょういんににゅういんしました。おとうとはあかちゃんなので、おかあさんがつきそわなくてはなりませんでした。だからきょうは、おとうさんと二人だけのおすしやさんでした。大すきないくらをたべても、まぐろをたべても、どんどんかなしくなってしまい、なみだあじのおすしになってしまいました。
 やっとおかあさんとおとうとがいえにかえってきた日のよる、いえでおすしをたべました。もうなみだのあじはしませんでした。かぞくみんなでたべるごはんは、とてもおいしかったです。

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