2025年度 第61回 受賞作品
RKB毎日放送賞
半ズボン
福岡市立 堤小学校5年尾田 旭
ぼくは、半ズボンが大好きです。
理由は、爽快感があり風に当たるので、すずしいからです。しかも、長ズボンだとはだざわりが悪いのに半ズボンだとはだざわりがとても良いからです。さらに半そでを着用すると爽快感UP!
毎週金曜日のサッカーの練習の時、半そで半ズボンでプレイすることがぼくの幸せです。サッカーなどのスポーツをプレイすると体がじょじょに温まってくるので、長そでや長ズボンだと、だんだんむし暑くなってきてしまうところが半そでと半ズボンだとぽかぽかに温まって丁度良いです。
因みにチャックが開け閉め出来ないぐらい寒かった日の練習で半そでと半ズボンの人はぼくたった一人しかいませんでした。
しかし、そんなぼくにも天敵がいます。
それは、お母さんです。
なぜならお母さん自身が寒がりだからといって、
「今日はせきをしているね。じゃあ長ズボンをはこう。」
や、
「旭が好きそうなふわふわな長ズボンを買ってきたよ。」
「今日は寒くなるらしいよ。だから今日は長ズボンだね。」
などと色々なりくつで長ズボンをはかせようとしてくるからです。
でも、今年お母さんに変化が表れました。お母さんは自転車で飯塚まで行くほど自転車が大好きです。
そしてお母さんは気付いたのです。
「私が自転車は好きで自動車がきらいな様に、旭は半ズボンをはく のが好きなのか。」
ということに。
それ以降、半ズボンをはいていても、何も言わなくなりました。
二○二五年を半ズボンでしめくくることが出来そうです。めでたし。めでたし。
「よし、来年も再来年も半ズボンをはくぞ。」
そう意気込んでいましたが、お母さんが青い顔でぼくにこう言ったのです。
「旭、中学校の制服は長ズボンだ!」
それを聞いて、
「なんで小学校は私服を着れるのに中学校には制服なんてものがあるんだよ!」
と思いました。
今は女の子でもズボンをはけたり、制服が自由になっているのに、半ズボンをはきたい人の気持ちはどうなってしまうのでしょう。でも、考えてみれば将棋の棋士や科学者などのぼくのなりたい職業(大人)には、半ズボンをはいている人は見たことがありません。長ズボンをはくということは大人に近づくことなのでしょうか。それとも、初めての半ズボンの棋士になるチャンスかもしれません。
とりあえず中学校は仕方無いので長ズボンをはきますが、ぼくのような半ズボンをはきたい子供達の夢が叶う未来が来ることを願っています。