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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2022年度 第58回 受賞作品

全共連福岡県本部運営委員会会長賞

ぼくの大はっけん

国立大学法人  福岡教育大学附属福岡小学校1年箱嶋 駿之介

「しゅんくん、おもしろかとば見せてやろうか。」
おじいちゃんは、そう言うとぼくをいきなりトラックにおしこんだ。でんしょうぎくを四十年もつくっているおじいちゃんだ。トラックはガタガタみちをつっぱしった。ぼくは、テレビで見たさばくを走る車を思い出して、ぼうけんかになった気分だった。
 きくのハウスに入ると、
「わ、みどりのじゅうたんだ。」
そこには、いつものきくの花はなく、みどりのしょくぶつがびっしりと生えていた。
「これは、とうもろこしばい。」
と、おじいちゃんが言った。
「え、きくづくりはやめるの。」
ぼくはびっくりしておじいちゃんにきいた。すると、おじいちゃんはわらいながら、
「とうもろこしのなえが土のえいようをちょうどよくしてくれるとたい。そうすると、きれいなきくがさくとばい。」
と、おしえてくれた。
 土には、いろいろなえいようがあって多すぎてもだめ少なすぎてもだめ、それをとうもろこしがちょうせいするなんて、ぼくはかんどうした。それは、どのずかんにもかいてなかった。おじいちゃんは、もの知りはかせみたいだなと思った。
 土があるから、やさいや草やかぶと虫が生きていける。土はすごい。これから、土をもっともっとしらべてみたい

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