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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2020年度 第56回 受賞作品

全共連福岡県本部運営委員会会長賞

ぼくにまかせて

福岡市立  美和台小学校3年渡邊 陽

「陽もお兄ちゃんからたすきをもらったね。」
 はこ根駅伝を見ていたぼくに、お母さんが言った。「何のことかな。」とぼくはふしぎに思った。「たすき。どういうこと。」ぼくの頭の中ははてなでいっぱいだ。
「そうか。あのことか。」
 年末の大そうじ、ぼくのたん当はおふろ。いつもやっているからやり方はわかる。大そうじだから、いつもよりていねいにみがいてかんぺきだ。他にもできることはないかな。ぼくはトイレそうじをしてみようと思った。
 トイレそうじはお兄ちゃんのたん当だ。だけどさい近できていない。中学生のお兄ちゃんは毎日部活やじゅくで帰りがおそいからだ。道とくの勉強で「トイレはその家のかがみ」とならった。このままだと、家のかがみがよごれたままだ。
 まずは本でやり方をしらべた。ブラシ、洗ざい、ぞうきん…。じゅんびが大へんだ。やり方がわかったので、さっそくやってみる。べんざを上げると、
「わあ、きたない。」
洗ざいをつけたシートでふいた。ぜんぜんとれない。「だれが使ったんだ。ぼくもか。」と思いながら、力を入れてごしごしみがいた。もうちょっと。今度は、べんきがわれるくらいごしごしみがいた。やっととれた。
 ブラシでみがくと水はとんでくるし、ぞうきんでふくのに四つんばいにならないといけないし、トイレそうじは大へんだ。保育園のときからやっているお兄ちゃんはすごい。
 やっとピカピカになったトイレを見て、「もうだれもつかわないで。」と思った。お兄ちゃんが部活から帰ってきた。
「ありがとう。これからもよろしく。」
「ぼくにまかせて。」
 ぼくはトイレそうじのたすきを受け取った。これからもがんばってつづけていくから、みんな、きれいにつかってね。

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