2019年度 第55回 受賞作品
日本農業新聞賞
赤ちゃんマジック
岡垣町立 吉木小学校2年小林 かずと
妹は、十ヶ月の赤ちゃんです。ぼくの妹は、まほうつかいです。なぜかと言うと、みんなをえがおにするからです。ぼくと、おとうとがけんかをしていても、妹がわらうとぼくたちもえがおになります。おとうさんにおこられてかなしい時も、妹を見ると元気になります。おこっていたおとうさんもにこにこになります。これが赤ちゃんマジックです。
ぼくは妹のおせわをたくさんしています。だっこしたり、ベビーカーでおさん歩に出かけたり、ごはんを食べさせてあげたりしています。妹がお風ろから上がる時、体をふいておむつをはかせてあげます。おむつをはかせる時、妹は足をバタバタさせてなかなかはかせてくれません。大へんだけど、やっぱりかわいいのです。
家ぞくでお出かけに行くと、知らない人によく声をかけられます。
「かわいいね。何ヶ月。」
と聞かれて、ぼくは、
「十ヶ月です。」
と答えます。妹を見た人は、知らない人でもみんなえがおになります。
妹はいたずらもたくさんするけど、かわいいです。妹のことは、ぼくがまもります。ぼくは、きっと妹のまほうにかかっているのだと思います。
妹がぼくのお家に生まれてきてくれてうれしいです。
おかあさん、妹を生んでくれてありがとう。