2018年度 第54回 受賞作品
日本農業新聞賞
さい後の一まい
北九州市立 企救丘小学校2年とよふく りつき
ぼくの家では、ティッシュのはこのさい後の一まいをつかった人が新しいティッシュのはこを出すというルールがあります。どうしてかというと、いつもきまった場しょにティッシュがないと、おとうさんの気げんがわるくなるからです。
かいだん下のものおきから、新しいティッシュのはこをもって来ます。いらなくなったはこは、とり出し口のビニールをはがしてプラゴミにすてて、はこをたたんで紙ゴミのふくろに入れます。めんどうくさいから、みんなやりたくないと思っています。だからみんな、さい後の一まいをつかわないようにしています。
朝ごはんの時、おねえちゃんがとうふをおとして、キッチンのティッシュをとりに行きました。でも、さい後の一まいだったので、
「あっ。」
と言いながら、とお回りをして、リビングのティッシュをとりに行きました。
ぼくも、とろうとしたティッシュがさい後の一まいだったら、ほかのところにとりに行きます。でも、ぜんぶの場しょのティッシュがさい後の一まいだったら、もうティッシュがつかえないなあと思います。
それでもおねえちゃんは、
「さいごの一まいをうすくはがして二まいにして、一まいだけつかえばいい。」
と、言っています。ぼくは、もうここまできたら、新しいはこをあけたらいいと思います。