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「JA共済」小・中学生
作文コンクール

2017年度 第53回 受賞作品

日本農業新聞賞

ふしぎな食べもの

私立  西南学院小学校2年やまと けん太ろう

 まっくろで大きくておかかが入っているのはおばあちゃんのおにぎり。

 小さな三角でサケが入っているのがおかあさんのおにぎり。

 ぼくは、おばあちゃんが小さな三角おにぎりを作っても、おかあさんのおにぎりじゃないことがすぐにわかる。りゆうはわからないけれど、なにかがちがう。

 学校のおにぎりの日に、おかあさんといっしょにおにぎりを作ってもって行くのに、ぼくのおにぎりは、おかあさんのあじとちがう。

 いつもふしぎに思う。しおを手につけて、ごはんをにぎって同じ作り方なのに、あじがちがうのはどうしてかな。

 おばあちゃんと同じようにおかあさんがにぎったおにぎりは、ぼくの大すきなまっくろおにぎりとはちがうあじがする。

 形は丸や三角、中みはおかかやうめぼしサケ。ホカホカできたてでも、つめたくなっても、どのおにぎりもおいしい。

 同じように作っても、にぎる人であじがかわるおにぎりは、本当にふしぎな食べものだと思う。

 おにぎりのことを考えていたら、おばあちゃんのにぎったおにぎりがたべたくなってきた。

 けれど、おばあちゃんにすぐに作ってもらえない。

 今日は、おかあさんに小さな三角おにぎりをおねがいしてみよう。

 ぼくは、ふしぎな食べもの「おにぎり」が大すきです。

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