2011年度 第47回 受賞作品
全共連福岡県本部長賞
おばあちゃんの手作りエプロン
飯塚市 蓮台寺小学校3年山本 未紀
ガチャガチャ、シャーシャー。わたしは、夕ごはんの後、茶わんあらいをしました。
茶わんあらいを始める前に、おばあちゃんからアドバイスをもらいました。「エプロンをつけてしなさい。せんざいやよごれた水が、ようふくについてしまわないようにね。」
このエプロンは、おばあちゃんが作ってくれたものです。
わたしは、おばあちゃんが作ってくれたエプロンを気に入っています。エプロンは、リバーシブルになっていて、両面つかえます。表は赤で、うらはくまのもようがあるエプロンです。赤い方には、ポケットがついています。くまの方は、ポケットがついていません。だけど、わたしは、くまがいっぱいのっていたので、うれしかったです。
今までに、このエプロンを八回ぐらい使いました。エプロンをつけると、とってもおねえさんになった気になります。なぜかわからないけれど、せすじもピンとはったような気持ちになるのです。なんだかふしぎです。
このエプロンをつけて、わたしは、お茶わんあらいやりょう理をします。
冬になると、お茶わんあらいはとてもつらいです。水でせんざいをあらいながすとき、手がジンジンしてまっ赤になりしびれてきます。でも、がんばってあらった後、お母さんがえ顔で、わたしに、「助かったよ。みきちゃんありがとう。」と、ほめてくれるので、ますますがんばろうという気持ちになります。
このおばあちゃんの手作りエプロンは、「まほうのエプロン」だと思います。だって、これをつければ、たまごやきもしっぱいせずにやくことができるのです。たまごやきのあまいかおりが、わたしは大すきです。
四年生になるので、これからもこのエプロンをつけて、茶わんあらいやりょう理をがんばろうと思います。「おばあちゃんの手作りまほうのエプロンさん、今年もよろしくおねがいします。」